2020年06月05日

デザイン表現のプロセス[1970年から]


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デザインの勉強をはじめた短期大学では、見たことも無いデザインを作りなさいと教えてもらった、勝手にそう思い込んだのかも知れない。要するにオリジナルを表現しなさいと言うことでした、これが身についてしまったヘンテコな研究心がうれしい。当時タイポグラフィの言葉は何よりも新鮮に僕に響いてきた「?」のポスターは二点連作研究科での卒業制作、なぜ写真があるのかというと助手の神谷さんが展覧会後写真を余分に撮ってしまったのでとポジフィルムで頂戴しました、作品は学校にあるのかな?大切な写真になった。
I: Shunyo Yamauchi / 728x1030 / Poster-Color Drawings, Photo Prints /1970


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デザイナー30人ほどの展覧会に展示することができたアイデアは何も無かったので名前だけ、後年つづりが違うのを自覚。シルクスクリーンで印刷してみた。ボクは半人前で作品についてはドキドキ、みんなでお茶の時間にMさんがとなりに来てタイポグラフィ好きですかと聞かれてもドキドキのまま展覧会は終了、Mさんは今でも全てのことで方向を教えてくれる。
I: Shunyo Yamauchi / 728x1030 / Silkscreen Prints /1975


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その後もほかの人とは違うように表現に没頭した。誰も描かないテクニックでイラストレーションを描きデザインをする、社会人になってから新しく開催された久しぶりのグラフィックデザインのコンペNAAC展にボクは悲壮な思いで向かい合った、そのあとデザインコンペに出したイラストレーション・テクニックに仕事の依頼が来ると天にも昇る気持ちだった、新聞広告のイラストレーションをいくつかやることができた。
I: Shunyo Yamauchi / 728x1030 / Ink Drawing, Poster-Color Drawing /1978


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次にはもっと違う表現にひたる、イラストレーション・テクニックの発明なんてことも頭をよぎる。新しい表現は賛同を得ることも無く年月だけが過ぎる、発明したと喜んでいると惨めな状況になるのを実感した。しかし展覧会ではかすかな達成感を持って発表していた。
I: Shunyo Yamauchi / 515x728 / Silkscreen Prints, Offset Prints / Concert Poster / 1993


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ならば誰でも使うことのできる表現を考えてみようと円形がモチーフになるのを思いつく、発表後は円形をメインビジュアルにした広告がいくつか出てくる、自分のデザインではないが不思議な快感は自分と社会の関わりを感した。円形は3Dにも展開していきデザイン研究意欲満々の日々を過ごす。
AD,D: Shunyo Yamauch / P: Yasuhiko Katsuda / CD: Minoru Sugino (International Design Center Nagoya inc.) / 210x297 / Offset Print / 1993


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2000年頃はAdobeDimensionにはまった。最近のAdobeCCディメンジョンとは違って3D表現をするクリエイティブ・イラストレーション・ソフトでした。使い方は容易で仕上がりはベクターファイルで劣化が無く軽い、フロッピー時代のデータ量でした。ビットマップデータにすると大きなファイルになる。文字を立体的にするソフトの触れ込みでした。カメラの位置やレンズ画角、ライトの位置と数が設定できて楽しいソフトMacOS9時代で終了のアプリケーション。この表現も依頼されることは無くトレーニングでしたが展覧会の作品作りにはよく使い、今でも大切な表現にしている。
I: Shunyo Yamauchi / 728x1030 / Silkscreen Prints /2003


posted by 山内瞬葉デザイン室 at 15:13| Comment(0) | デザインの日記