2020年06月18日

小島歩と岩井勝とボクは楽しい[1988年]


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1985年コンサートガイドという月刊雑誌がありました200円。イラストレーター小島歩がほぼ毎回何かを持ってくる、あるときは鳴門巻を一本、玄米を、きれいなタオルを一枚とか暑い日にシーソーを見に行こう、蚊取り線香などなどそれで冊子の表紙を作っていった。カメラマンの岩井勝は写真を撮る、小島歩は何かを作る、で君は何を?と聞かれてボクは「そこにいました」と答えた、気持ちよかった。仕事場近くの本屋さんに並んでいるときは2列にしておいた。この日はアボガドでだるまを作ってきたので、そのまま撮ってみた。これの楽しみは3人がギャラを分けあってスタジオ近くへビールを飲みに行くことでしたが、この日はこの仕事も飽きが来たのでそろそろやめようかと言う話になった、そこでだるまは横倒しにして撮り直しコピーもこうなった、でもやっぱりずっと続いた。出版は月刊オール梅田郷、今はMuseのメディア運営。
D: Shunyo Yamauch, I: Ayumu Kojima P: Masaru Iwai / 210 x 297 / Offset Print / 1986


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CGと言う名前に変わっても3人はなんだかんだいいながら楽しくやっていました、ずっと表現テーマは顔でした。銀色のボールはスタジオにあったと思う、3人で表紙に出ようと言うことでボールの中に納まりました。目玉はパラソル、口は赤い段ボール。おまたせー。
D: Shunyo Yamauch, I: Ayumu Kojima P: Masaru Iwai / 210 x 297 / Offset Print / 1987


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コンサートガイドが出した特集版。イカの足すなわちゲソはテレビ塔に似ているので撮影して持って行った。女性に受けないのでほかの案にしてと珍しいことを言われた。しばし団交ムードだったが素直に折れた。スタジオに戻って数時間岩井勝が紙を破いたこの案を言ったのですぐに決定イラストも数秒で撮影納品。
D: Shunyo Yamauch, I: Ayumu Kojima P: Masaru Iwai / 210 x 297 / Offset Print / 1986


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名古屋市が市制100周年を迎える1989年に向けて広報活動が始まる、シャチもさかだちしたらいいプランが出てくると思った。小さなお土産しゃちほこと絵の具と筆を準備してIWAIスタジオへ、イラストレーター小島歩はいきなり数秒でどーかなで完成、撮影の小物にはカメラマン岩井勝のピンクのセーターも加えて具合を計った。やろまいの言葉はこのあと竹内正美の手でお祭りに発展した。シルクスクリーンの4色カラーB倍、ほかにオフセットB1も。
D: Shunyo Yamauch, I: Ayumu Kojima P: Masaru Iwai ADV: Dentsu Co. / 1454x1030 / Silkscreen Print / 1986


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コミュニティカレッジの折り込み広告にスペースを作ってもらった。IWAIスタジオの椅子の起伏がバックにちょうど良かったスタジオにあるものは何でも使った。モノクロの表現でも作る楽しさは同じ、やや緊張感は高い、季刊で5年20回ほど続いた。コピーは上鵜瀬孝志。
D: Shunyo Yamauch, I: Ayumu Kojima P: Masaru Iwai, C: Takashi Kamiuse / 257 x 364 / Offset Print / 1996


posted by 山内瞬葉デザイン室 at 15:07| 広報ポスター