2020年08月25日

立体にしたら、ほっとした。


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デザイナーが入れ替わりデザインを担当する冊子の表紙。例のパーツを彩色して立体を作ってみる、このパーツで表現を広げることが目的。冊子の表紙を担当になりデザインをした。ドーム状の立体を作る、撮影で奥行きを出してもらうといい感じ。コピーを取り色のフィルムを重ねて高温で圧着すると彩色できるアイロテックは今は無い、デザイン提案ではよく使用したこれがクロマテックに取って代わりMacになった訳か。
D: Shunyo Yamauchi, P: Masaru Iwai / 210x297 / Offset Print / 1991


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だまし絵のように鳥をつくったこの程度の立体は写真撮影を加えることでうまくいくことがわかった。紙の厚さから作ったものの大きさがわかるのが不本意、やっぱりやや拡大が良い。
D: Shunyo Yamauchi, P: Masaru Iwai / 210x297 / Offset Print / 1993


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デザイナー6人の展覧会テーマは記憶していないがStoneだったのかな。立体をつくると写真撮影となりカメラマンが加わる関わる人が増えるとテンションも倍増というか撮影しながら表現の確認をできたり世間話にアイデアの蓄積もできる、この頃は写植屋さんもいるわけでデザインの会話をする人が多かった、この時はオフセット印刷で製版所の何人もの人が意見を交わしてくれたことと思う。いまはそれが無い。立体をつくることでこの表現の責任というか何か背負ったものが少しずつ楽しみになっていった。

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この2点は石、縦型の石と横型の石を表した意味も無くつくることができるのはギャラリーでの展覧会だからそれだけに意味性より表現の新しさが重要だと今になって気づく。
D: Shunyo Yamauchi, P: Masaru Iwai / 728x1030 / Offset Print / 1993


posted by 山内瞬葉デザイン室 at 16:16| デザインの日記