2020年10月10日

冊子の表紙に丸をデザイン


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正円は存在しないがすべての物体の究極の形は正円なのである。円形を使ってデザインを考えるというか和紙をどのようにデザインするかが問題で微細な濃淡を持つ和紙の写真を円形にトリミングして回転をしたら紙色の微細さが弱い円形になって出てきた、フィルム撮影の時代で製版所から出てきた色校正がうれしかった。永井一正・岡本滋夫・松永真50人のデザイナーによる美濃和紙の里会館と名古屋三井海上名古屋ギャラリーでの展覧会図録、編集デザインもした。
D: Shunyo Yamauchi, P: Yasuhiko Katsuda / 200x200 / Offset Print / 1995


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陶器に絵付けの展覧会。撮影プリントした写真に穴を開けてメインビジュアルにした、撮影のために裏面は黒色にして余分な作業があるがアナログ時代の愉しいまめな作業、穴を開けたプリントは微妙にカットの縁を表しているこれもアナログならではのこと。アウトラインのタイトルもいい感じになった。デザイナー50人の展覧会図録表紙。
D: Shunyo Yamauchi, P: Yasuhiko Katsuda / 220x200 / Offset Print / 1999


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一般的な図形の丸は性格を持つことはないのでいかなる形にも対応できる、他の形ならなぜこの形かと意味を問われる。このように文字らしき形を表せばなぜに丸とは問われなくなぜNなのかとデザインの意味に変わる。名古屋のデザイナー40人での展覧会、会場は国際デザインセンターの図録で編集デザインもした。
D: Shunyo Yamauchi / 130x190 / Offset Print / 2001


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丸の並び方がデザインになる、比率を持って並ぶことで空間を作ってくれるパズルのようなデザイン作業。中部デザイン団体協議会の作品集本文264頁の編集デザインと出版記念展覧会のポスターのデザイン。
D: Shunyo Yamauchi / 220x200 / Offset Print / 2000
D: Shunyo Yamauchi / 728x1030 / Digital Print / 2000



posted by 山内瞬葉デザイン室 at 15:26| デザインの日記